屋久島の生きものたち
屋久島には、縄文杉など歴史ある有名な杉や雲水峡といった人気スポットが数多くあります。それだけでなく、屋久島でしか見られない野生動物を見る事もできます。屋久島をトレッキングする際は、是非足を止めて動物たちを観察してみて下さい。
ヤクシマザル
屋久島に生息しているヤクシマザルの数はおよそ1万頭前後と言われており、屋久島の照葉樹林を中心に全体的に分布しています。
小型で毛が長く黒っぽい色をしているのが特徴で、ニホンザルの亜種として本土に生息するニホンザルとは区別されています。雑食性なので果実、木の実、樹皮、昆虫などをエサとしています。
西部林道を通るとヤクシマザルの群れに遭遇する事があるかもしれません。
多くの研究者が長年にわたってその生態について調査を続けているため、観察する際は野生の生活を壊さないように気をつけましょう。
ヤクシカ
屋久島全体に分布しているニホンジカの亜種であるヤクシカは、日本に生息するニホンジカの中で最も小型なシカです。
夏場は明るい茶色の毛をしていますが、冬になると灰色がかったこげ茶色の毛になります。また、角が短く枝分かれが少ない事も特徴です。
屋久島で車を運転する場合は、ヤクシカの飛び出しにも十分注意しましょう。シカは安全な場所にいても、車の音やクラクションの音にびっくりして飛び出してくる事があります。道の端に避けてもまた戻ってくる場合があるので、安全な運転を心掛けましょう。
ウミガメの産卵
毎年5月～8月頃にかけて、屋久島ではウミガメの産卵が見られるようになります。
現在ウミガメは世界的にも希少な生物であり、産卵はとても貴重な瞬間です。屋久島はウミガメの上陸数が日本一と言われており、産卵の時期になるとその貴重な瞬間を観察するために多くの人々が訪れます。ウミガメの産卵はおよそ2時間弱かかりますが、その間にウミガメが人間に気づいて警戒してしまうと途中で海に戻ってしまうので静かに観察しましょう。
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| 国 |
日本 |
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鹿児島県 |
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